ネットワーク

【事例紹介】某区のネットワークアセスメント

プロジェクトの背景

2019年より始まった、GIGAスクール構想において現在、国は全国の市区町村の各小中学校の生徒一人一人にiPad等のタブレット端末の支給を進めています。それに伴い、学習や教育アプリケーション(デジタル教科書)、MEXCBTの本格導入前に、教育現場のネットワーク環境の適正化が急がれています。当社は、文部科学省より交付された「通信ネットワーク環境の評価(アセスメント)の実施について(依頼)(令和5年2月3日)
」をもとに、学校の通信ネットワーク環境アセスメント(評価)を実施しております。

本プロジェクトの概要

本区では、現場の課題(インターネットが使えない、全員が同時に利用すると通信が止まる等)から、回線容量やネットワーク機器のアップグレードを予定しておりました。現在のネットワーク環境が上記の教育環境となった際に耐えうる環境なのか診断してほしいとのご要望をもとに、文部科学省から「通信ネットワーク環境の評価(アセスメント)の実施について(依頼)」が交付される前に、ネットワーク通信環境の調査を実施致しました。

当社が行ったこと

区内の小中学校では、iPad等のタブレット端末を使用した授業を実施しています。

教育現場でのインターネットの共通の課題は、授業中にインターネットを活用する際、生徒全員が同時に同じ教材にアクセスしようとした結果、通信の遅延が発生したり、一部の生徒が接続できないという、授業の公平性を確保することの難しさにあります。この状況は、先生方から「タブレット端末を授業に取り入れたいけれど、実現できていない」という声が上がっている原因でもあります。全生徒が遅延なく、平等に授業を受けられるような環境の整備が、これからの教育現場には求められます。教育現場ごとに異なるネットワークの課題に対応するためには、問題の根源を正確に把握し、各教育機関の具体的な課題について詳細に理解し、それぞれに合ったネットワークアセスメントを策定し実施することが不可欠です。当社では、教育機関のネットワーク品質の調査からネットワーク管理のための台帳作成までを行い、お客様のニーズに合わせたアセスメントを提供し、期待に応える結果をお届けしました。

当社は本区でのアセスメントのみならず、全国の教育ICTにおける通信ネットワークの課題解決に努めていきます。

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