ネットワーク

【事例紹介】某市区町村のネットワークアセスメント

プロジェクトの概要

某市では、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、 子供たち一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現を目指して文部科学省主導の国策として開始されたGIGAスクール構想に基づき、教育ICTの環境整備を積み重ねてきました。その中で、MEXCBTを快適に利用する環境を整備したいという自治体のニーズや、ネットワーク環境の棚卸をする必要性を感じている自治体が増えてきています。こうした背景から、当社に依頼をいただいた某市の市立小中学校6校に対し、ネットワークアセスメントを実施しました。

プロジェクトの課題

最大の課題は、市独自のネットワーク管理構造と、他社ベンダーによって構築されたばかりのネットワークに通常のアセスメントに必要な設定が施されていなかった点でした。
市の校内ネットワークは情報システム部が主導しており、これは教育委員会が主体の他の市区町村とは異例のケースです。このため、情報システム部と教育委員会のそれぞれの担当者との間で情報を連携し、作業を進める必要があり、複雑な調整が必要とされました。さらに、他社のベンダーによって構築されたネットワークにアセスメント用の設定が施されていなかったために困難を極めましたが、これまでの実績と経験を基に、これらの課題を乗り越えることができました。

当社が行ったこと

当社は市内の学校を対象に総合的なネットワークアセスメントを実施しました。このプロジェクトでは、6校のネットワーク環境に対して詳細な調査と分析を行い、その結果を基に改善策を提案しました。具体的な作業内容としては、各校のネットワークインフラの設計と配置に関する評価、Wi-Fiカバレッジとパフォーマンスの測定を行い、ヒートマップを作成して視覚的に問題点を調査しました。また、ネットワークの負荷テストとして圧力試験を実施し、実際の教育現場での使用状況を模倣してネットワークの耐久性と応答性を評価しました。さらに、セッション負荷測定を通じて、デバイスごとの通信量とセッションの安定性を検証し、これらのデータから具体的な技術的改善策を導き出しました。これらの詳細な調査と分析を行うことで、市の学校のICT環境の最適化に貢献し、より効率的かつ効果的な学習支援環境を実現しました。
この結果を受け、今回実施した6校のアセスメントに続いて、市内にある残り23校のアセスメント、およびルート調査や配線調査の依頼もいただくことになりました。
当社は今後も、顧客に合った高品質なサービスの提供をし、全国の教育ICTにおける通信ネットワークの課題解決に努めていきます。

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